電車でもリクルートスーツの学生をたくさん見かけます!!
自分も11年前(年齢ばれる。。。)はそうだったなぁって懐かしいです
当時の私は製薬会社に絞って活動していましたが「製薬会社」は大人気でしたね~
製薬会社というよりはみんな『MR職』を希望してる感じでしたね。当時は新卒採用でもお給料は他業界よりも飛び抜けてましたからね〜
製薬会社の今後!数年前と比べる!

ある外資系の世界でもトップクラスの製薬会社説明会に行ったときは、一流ホテルの大宴会場を貸し切り数百人の学生が参加していました。タレントさんのような美男美少女の方々(一年前に入社した方々)が出迎えてくれて、パフォーマンスもあり、またお土産まで持たせてくれたりしてました!
衣装を着た人が音楽に合わせて登場した時は
ミュージカルかと思いました。。。
内定式をディズニーランドやUSJでする企業もあり各社優秀な新入社員を確保しようと必死な感じでした。
私が入社を決めた中小企業の製薬会社ですら内定式はホテルでのディナーに社名入りのワインをお土産に頂きました!
当時、かなりの就職難の中、製薬会社だけはすごい勢いを感じるような印象でした。今後も新薬のパイプラインが豊富で強気な姿勢を感じさせてましたね
就活では今後の新薬パイプラインを確認するのは製薬会社の選ぶ上で非常に重要です。
今後の製薬会社が求めるMR像

実際に入社しても製薬業界は派手な接待は当たり前、お酒が強くてゴルフができれば薬も売れる!そんな時代もありました。
製品知識なんて関係なく先生と仲良くなれば薬を使ってもらえる!!
MRではなくプロパーと呼ばれていて男性でないと少し厳しい環境だったかと思います。
しかし最近の製薬業界は劇的に変化しています。
製薬会社は公正競争規約とプロモーションコードを守らなくてないけなくもし守らなければ『公正競争規約違反』になります。違反を繰り返したり悪質だった場合は会社名の公表や、違約金などの処分があります。
そんないわゆる公競規(公正競争規約を訳して公競規)2012年から『原則接待禁止』となりました。接待だけでなく『娯楽の提供』や『二次会』も禁止になりゴルフやスポーツ観戦などができなくなりました。
他にも販促品には製品名は一切入れれなくなり添付文書に記載されていない内容のディテールはアウトです!
今後の製薬会社は『医薬品の適正使用』という観点で学術知識を豊富に持ち備えているMRを重視していくのだろうと思いますが、逆に接待しかやってこなかった学術知識全くないMRは各社、バッサリと早期退職させている傾向にあります。
公共規で営業活動に規制が厳しくなっているだけでなく国による後発品の促進により、先発メーカーは非常に厳しい環境というのは間違いありません。
今までどんな景気難でも強かった製品業界が、今まさに激震に曝されています・
今後の製薬会社の採用!MR人気は低迷する!

まずMR事態が減少傾向にあり新卒採用事態も減らしているような状況です!そもそもMRは多すぎでしたよね。私が入社した時は大手製薬企業のMRさんだけで卸(医薬品を医療機関に卸ているところ)のディスクを占領してました。しかし最近はどこの製薬会社でも先ほど記載した通り製薬会社を取り巻く環境の変化から人員を削減する方向です。
早期退職者の募集を拡大しMRを減らしてそこで出た欠員は補充なしだったりそこに対する新卒の採用でしか募集がなかったりしています。
一方でそもそも学生さん事態にもMR人気が低迷している状況の様です!!そりゃそうだろうと思います。最近の学生さんは自分の考えをしっかりと持っている様な子が多いですよね。特に女性なんかは『結婚して子供を産んでも長く勤められる会社が良い』と言っている子がめちゃくちゃ多いなーと思います。
学生さんにMR職が不人気で考えらる理由
- 全国転勤が必須であること
- 製薬会社に魅力を感じない
- 将来像が描けない
- 営業事態に抵抗がある
等が考えられますが、女性MRが製薬会社を辞めてしまう理由なんかも記載している記事があるので見ていただけると嬉しいです。
現在の若手MRさんも同じような悩みを抱えているようで、入社数年で辞めてしまうMRさんはたくさん見てきました。
今後の製薬会社の動向
しかしながら医薬品の情報提供は不可欠であり、MRの存在は過去のさまざまな薬害事件等の経緯から医師にとってはやはり重要であると考えられています!
最近の製薬会社は少ないMRでいかに効率良く情報提供するかを重要視するようになり11年前には存在すらなかったeMRやiMRなんかの言葉が出てきています。今後はこのeMRやiMRが活躍していくのでしょうか。
また近年の製薬会社の動向としては
- Web講演会の積極的開催
- PMSのアウトソーシング
- SNSコンテンツによる情報提供
- Web面談
等が開始されました。
カレンダーすら配れない時代、昔のプロパー時代を知るおじさんMRは
仕事がやりにくくなった!!
と悲しんでいますが私からすると数年前までの派手な接待やゴルフでの薬を売る時代に比べれば、今の方がよほどまともに感じます。
薬の先には苦しでいる患者さんがいること!
これを忘れてはいけないしMRの存在意義は
本当に良い薬が評価される!
ための情報提供であるのだと思います。