どんな方でも、子育て中はイライラする瞬間があると思います。
子供のイヤイヤ期に始まり、反抗期で子供もイライラ、ママもイライラ、とお悩みの方は多いのではないでしょうか。
私も子育て中なので、同じようにたくさんイライラすることがあります。
そんな時、イライラと上手く付き合うためのサポートとして、お世話になっているのが「アロマ」です。
そこで今回は、イライラした心を癒すアロマの選び方や使い方を紹介します。
子供にイライラしちゃうのをなんとかしたい方は、ぜひ参考にしてください。
アロマでどうしてイライラがおさまるの?
アロマの香りは、「鼻・肺・皮膚」この3つのルートから体に吸収されます。
中でも注目して欲しいのが鼻からの吸収です。
鼻からアロマの香りが吸収されると、脳の視床下部という部分にダイレクトに伝わります。
この視床下部は、自律神経やホルモンを調整するのに関わる部分です。
アロマの香りを嗅ぐことで視床下部が刺激され、副交感神経が優位になります。
そのためアロマの心地よい香りで、気持ちが落ち着きリラックスしてイライラがおさまるのです。
イライラした時におすすめのアロマ5選
子供にイライラしてしまった時に使える、おすすめのアロマを紹介します。
・ラベンダー
・マンダリン
・カモミール
・ゼラニウム
・イランイラン
ラベンダー
リラックスと言えばラベンダーと言われるくらい、気持ちを落ち着かせストレスを和らげてくれるアロマです。
子育てでイライラすると、罪悪感や不安感を感じることはありませんか。
ラベンダーは不安感の緩和にもおすすめのアロマのため、子育てのお供におすすめなのです。
また子供も一緒に使えるアロマのため、子育てでイライラした時、子供がいる場所でも使うことができます。
お子さんのイライラにもアプローチができるため、親子でラベンダーの香りに癒されましょう。
マンダリン
柑橘系の爽やかな香りがするマンダリンは、心を明るくしリフレッシュしてくれるアロマです。
イライラを癒し、子育てを明るくおこないたい方におすすめですよ。
緊張を解きほぐしてくれるアロマのため、イライラで疲れた時などによく使われます。
マンダリンは子供や妊婦さんも使いやすいアロマのため、親子で一緒に芳香浴を楽しむことが可能です。
新学期など緊張疲れでイライラしているお子さんにもぜひ。
カモミール
ハーブティーで有名なカモミールは、アロマオイルでも心を癒してくれます。
カモミールには鎮静作用があるため、イライラを感じた時に気持ちを落ち着かせてくれるのです。
カモミールは子供も使えるアロマのため、子供がいるところでも使うことができますよ。
香りもりんごのようなほのかな甘味のある香りのため、使いやすいのも嬉しいポイントです。
しかしハーブティーで有名だからと言って、アロマを口にはしないでくださいね。
ゼラニウム
ローズのような品のある香りのゼラニウムは、心と体のバランスを保ってくれるアロマと言われています。
ホルモンにアプローチするため、月経前のイライラでお悩みの方に人気のアロマです。
月経によるイライラで、子供へのイライラを余計に感じてしまう方に特におすすめですよ。
ゼラニウムは女性だけでなく、男性や子供も使えるアロマです。
しかし香りが独特なため苦手な子供は多いかもしれません。
ペパーミントやオレンジなどと、ブレンドして使うと使いやすくなりますよ。
ホルモンに働きかけるため、妊婦さんは使用を控えましょう。
イランイラン
エキゾチックな花の香りがするイランイランは、怒りを静め心を落ち着かせてくれます。
イライラしている時にはもってこいですね。
ストレスからくる体の不調にもアプローチし、イライラで眠れない時にもおすすめですよ。
女性らしい華やかな香りが特徴のため、イライラした時に使いたいアロマとして、女性からの人気が高いです。
しかしイランイランは、子供にはあまりおすすめではありません。
使う時はお子さんがいないところで使った方がいいですね。
イライラした時におすすめなアロマの使い方
イライラした時に私がよくやっている、手軽なアロマの使い方を紹介します。
一般的にアロマを使う時は、ディフューザーで芳香浴を楽しんだり、薄めてマッサージする方が多いのではないでしょうか。
しかしイライラした時は、なかなかこれらの準備ができないですよね。
そこで私はよく、ハンカチにアロマをうつして匂いをかいだり、カップにお湯を入れてアロマを垂らしたり、アロマスプレーを作って常備しています。
どの方法も火を使わないので、お子さんがいる場でもアロマを楽しめますよ。
ハンカチでアロマ
アロマを1〜2滴ほどハンカチに垂らすだけです。
ティッシュでもいいですよ。
準備の手間がほとんどなく、とても手軽なのでおすすめです。
カップでアロマ
カップにお湯を入れアロマを1〜2滴垂らして、香りを吸い込みましょう。
お湯は熱すぎるとアロマがすぐ蒸発してしまうため、70度くらいがいいですよ。
ディフューザーがなくても、手軽に芳香浴を楽しむことができます
アロマスプレー
アロマスプレーを作って常備し、イライラした時にシュッシュッとスプレーするのもおすすめです。
とても簡単に作れるので子供と一緒に作る事もできますよ。
材料の無水エタノールも精製水もドラッグストアで手に入りますし、アルコール対応のスプレーボトルも100均で手に入ります。
<材料>
・お好きなアロマオイル(15〜20滴)
・無水エタノール(10ml)
・精製水(40ml)
・スプレーボトル(アルコール対応のボトル)
<作り方>
1.スプレーボトルに無水エタノールとアロマオイルを入れて軽く振ります
2.さらに精製水を加え、よく振りましょう
これで完成!とっても簡単ですよね。
アロマを使う時の注意点
アロマは癒しをくれますが、注意も必要です。
使う時に注意して欲しい点を3つお伝えします。
・肌に直接使わない
・疾患がある方や妊娠中は医師に相談する
・子どもと使えるアロマか確認する
肌に直接使わない
アロマは濃度が高いため、刺激が強いオイルが多いです。
そのためトラブルの元になるので、原液を肌に直接使わないようにしましょう。
薄めてから使ったり、芳香浴やハンカチにうつして香りを楽しんでください。
疾患がある方や妊娠中は医師に相談する
病院に通院されてる方や薬を服用されている方、また妊娠中の方は十分な注意が必要になります。
妊娠中や疾患によっては、避けた方がいいアロマもあるからです。
イライラする時は女性ホルモンに働きかけるアロマを紹介されることがありますが、ゼラニウムのように妊娠中は使えないアロマも多いので注意です。
今のところ重大な事故は報告されていないようですが、体調に大きな変化がおきやすいため、できれば自己判断での使用は避けましょう。
主治医に相談してから使用することをおすすめします。
子どもと使えるアロマか確認する
アロマの種類によっては、子供にはあまりおすすめでないものも中にはあります。
例えばイランイランなど、多少使ったからといって大きな事故になるわけではありませんが、日常的に使い続けるのはおすすめではありません。
アロマは芳香浴なら3歳以下でも使えるものが多いですが、基本3歳以上が目安です。
3歳以上でも大人が使う1/10くらいの量から半分を目安に、少しづつ慣れていく必要があります。
イライラした時、子供と一緒にアロマを使いたいと考えている方は、子供が使ってもいいか確認しておくと安心ですよ。
子供にイライラしちゃう時はアロマで解消!まとめ
イライラした心を癒すアロマの選び方や使い方を紹介しました。
・不安感からくるイライラに「ラベンダー」
・イライラで疲れた時は「マンダリン」
・鎮静作用でイライラを落ち着かせる「カモミール」
・月経前のイライラには「ゼラニウム」
・イライラして眠れない時は「イランイラン」
どんなママでも子供にイライラすることはあります。
そんな時は、ママのサポートにアロマを使ってみましょう。
ママの心もホット一息癒してあげてくださいね。