皆様『治験』と聞くとどんなイメージがありますか??
治験と聞くと『人体実験』というイメージがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、最近は『治験バイト』や『治験ボランティア』と呼ばれるだけあって、治験がとても身近な存在になりつつあるようです。
治験バイトって、一体治験に参加すればどのぐらいの謝礼がもらえるのでしょうか、相場っていくらぐらいなのでしょう??という悩みをお持ちの方に『治験の謝礼費の相場』について詳しくご紹介します!!
治験なくして新薬の登場はなし!
治験とは、「新しい薬」を販売する前に、厚生労働省からの認可を受ける為に必要な試験です。
健康な方や、病気を患っている方に新薬を服薬頂き、安全性や有効性の確認を行います。
法律やガイドラインに従って厳格に実施され、健康被害が起きた際には、迅速かつ適切な処置と補償を受けることができます。
新しい薬が販売するためには『治験』は必ず実施される臨床試験であり、治験無くしては新薬は登場しません。
新薬のための大事な試験なんですね
治験は身近な臨床試験である
そんな治験ですが私自身前職は『治験コーディネーター』そしていたので治験には直で関わっていたのですが、治験自体は『人体実験』という名前には程遠いイメージです。
その治験がどのフェーズのものかにもよるかと思うのですがフェーズIIIの様な販売を前提としている段階においては効果も発揮することが認められているため一足早くに新薬を試すことができたという感覚になる方も多いかと思います。
まだ承認されていないお薬を使えるってすごい!!
治験では二重盲検比較試験といってドクターも患者も治験コーディネーターでさえ実薬なのかプラセボなのかわからない状態で試験が進む場合があります。
長年、既存の薬剤ではどうにもならず治験に参加し発売前の違う機序の薬を経験することができ、劇的に症状が改善したとう患者さんは何人もいました。一方でプラセボにあたりまた症状が悪化し更なる治療の継続を余儀なくされたというだけではないのだなと痛感いたしました。
治験は患者さんの自由意志が最優先
そんな治験ですが誰でも参加できるわけではなく治験には必ずその試験の進め方として『プロトコール』というものがあります。
そのプロトコールにどんな患者さんを対象に何例のデータが揃えば終了なのかなどが細かく記載されています。
せっかく条件に合っている患者さんがいらっしゃっても必ず治験に参加されるわけではありません。治験に参加するも断るもその患者さんのご本人の意思でどちらでも選択することができます。
治験コーディネーターがどんな試験でどの様に進めていくのか患者さんの不安な部分に寄り添いながら説明し、それで納得して参加するということを選択していただくようというのが一般的な流れです。
この様に患者さんや、患者さんの家族に病状や治療について十分に理解して頂き、自由意志に基づき合意するということをインフォームドコンセントといいます。
治験はインフォームドコンセントのもと患者さんの意思で参加することができます。
治験に参加すると金銭を受け取ることができる
そして治験に参加すると負担軽減費と呼ばれる金銭を受け取ることができる試験が多いです。
試験によって負担軽減費については様々ですが私が治験コーディネータの時のプロトコールは大体1万円から2万円でした。さらに治験に参加中はいつもよりも多めの検査を受けなければいけないことが多く、その費用に関しても患者さんへの負担はないという場合があります。つまり最新の医療を診察費のみで受けることができ、通常の健康診断では実施されないような精密な検査も受けられるということです。
私が受け持った患者さんで大学生の男の子がいたのですが、徳島県の大学に通い一人暮らししているのにわざわざ大阪の病院で治験に参加してました。
なんでは理由を聞いたところ負担軽減費がもらえるので徳島から大阪の実家に帰省するための交通費にしたいということと、帰省する理由が欲しかったというものでした。
なるほど〜
また知り合いの話ですが、抗癌剤の様な高額な治療費が必要だったにも関わらず治験に参加できて負担が減りとても助けられたと言っていらっしゃった方もいました。
治験に参加する最大のメリットは最新の医療を診察費のみで受けることができ、通常の健康診断では実施されないような精密な検査も受けられ、負担軽減費と呼ばれる金銭を受け取ることができるというところかと思います。
しかし治験に参加する患者さんは基本、もちろん費用面でも負担が減るのは嬉しいけど『新薬のため』に協力したい!!と思われている方でとても優しい方が多かった様な気がします
治験ボランティアセンターに無料登録しよう!!
先ほども記載しましたが治験には誰でも参加できるわけではなくプロトコールの条件に合わなければ参加できません。
つまりお薬の治験ですとその疾患を患っている患者様が対象になるわけですが、中には健康の方でも参加できる様な治験があります。
もし健康だけど治験に参加したいと考えがあれば治験ボランティアセンターというところがありそこに登録していれば、現在、どの様な治験で患者さんを募集しているのかを検索することができます。
せっかく治験に協力したいとお考えでも自分が健康なら病院に行く機会もなく現在どの様な治験があるのかさえわからない状態だと思います。
確かに治験の情報なんて普段聞かない!!
しかしこちらの治験ボランティアセンター!!現在募集している治験モニターですが、なんと健康な方が参加する、お薬または食品の使用モニター様の募集があります!!
直近では、「ワクチン接種の実益モニター」「入院を伴うガッツリモニター」「健康食品や化粧品のプチモニター」にご参加いただける方を募集している様です。
治験と聞くとお薬のイメージがあるかと思うのですが、食品や化粧品の治験モニターでも紹介があり、健康な方でも気軽に参加できるのではないかと思います。
食品・化粧品モニター試験とは、健康食品、化粧品の効果・効能を確認する為、数週間の間、摂取または使用して頂き、その間に数回、血液検査やアンケート調査にご協力頂くものです。ご協力頂いた方には「協力費」が支払われ、また最新の健康食品や化粧品を無料で試すこともできるので、大変人気の高いモニターだそうです!!
最新の化粧品を無料ってだけで魅力的です!!
さらにこちらの治験ボランティアセンターの登録は無料ですので、今すぐに参加できなくても後々のために登録だけでもしておいても良いかもしれません。
治験コーディネーターをしていた時は、同僚の治験コーディネーターのほとんどの方が登録していました。
お薬のモニター、食品のモニターは、各メーカーが開発した製品を正式に世の中に送り出す為の大変意義のある社会貢献だと思います。
健康な方向けモニター無料会員登録ご興味ある方はまず登録だけでもしましょう!!