子供の心を豊かにしたい!沢山のことに興味関心を持って欲しい!
とお考えの方におすすめなのが「香育(こういく)」です。
香育ってなに?初めて聞いた!という方も多いのではないでしょうか。
そこで香育とは何か、香育をおこなうメリットや効果について紹介します。
私も子供と香育を楽しんでいるので、実際に子供の反応はどうなのかもお伝えしたいと思います。
楽しみながら子供の感性や好奇心を伸ばしたい方は、ぜひ参考にしてください。
香育ってなに?
香育とは香りの大切さを知り、香りを通して子供の感性を豊かにしようという教育です。
日本アロマ環境協会(AEAJ)が、香りの役割を子供たちに伝えるため香育と名付けました。
私たちは、視・聴・臭・味・触の五感で様々なことを感じています。
その中でも「臭い」は直接脳へ働きかけ、脳を活性化させると言われている特別な感覚です。
そんな影響力のある香りから、子供の感性や発想力、自然への興味を高め、豊かな心を育てようという教育になります。
香育は自然の中でおこなうのももちろんいいですし、アロマオイルを使えば自宅でも手軽におこなえるのでおすすめですよ。
ちなみに5月19日は香育の日なんです。
香育を子供とおこなうメリット
香育は子供の心や身体に様々なメリットがあります。
・発想力や感性が豊かになる
・好奇心が刺激される
・記憶力や集中力を高める
・情緒が発達
・リラックスやリフレッシュできる
・ホルモンバランスが整う
・自然に興味をもつ
・親子でコミュニケーションがとれる
・健康意識が高まる
・学びを楽しいと思える
現代の子供たちは人工的な香りに囲まれており、自然の香りに触れることが少なくなりました。
そのため自然の香りを知らなかったり、また香りでリラックスするどころか体調を崩してしまう子も増えているんです。
そこで本当の香りを知ることから、心地よさや情緒の発達、心身を整えるために香育を生かします。
香りは脳の大脳辺縁系をダイレクトに刺激するため、子供の心への影響はもちろん、ホルモンバランスを整えるなど身体にもいい影響を与えられるのです。
実際に子供に香育をおこなって感じた効果
私も子供と一緒に香育をしているので、実際子供がどんな反応をしているか、香育を続けてみてどんな効果を感じたかを紹介します。
・自然や環境に興味を持つようになった
・好奇心が高まった
・自分から学ぶようになった
・リラックスし情緒が穏やかになった
・親子でコミュニケーションをとる時間が増えた
香育を始めた頃は、正直に言うと「アロマなんて臭い」と言っていました。
ですが使いやすいオレンジやレモンの香りから始めるようにしたら、少しづつ好きな香りが増え、今では子供の方からやりたい!と言ってくれます。
また香育を通して、好奇心が高まり興味や関心の幅が広がりました。
実際の植物を見に行ったり、図鑑で調べたりを子供自らするようになり、他にもアロマの抽出方法や植物の育つ環境、心や身体への働きなど、香りから発展し様々なことに興味を持つようになりましたよ。
学ぶ意外にも親子でアロマを使ってリラックスする時間が増え、お互いに心穏やかな時間を過ごすことも多いです。
どんな香りが好き?どんな香りに感じる?などたくさん話し、コミュニケーションをとる時間も増え、親子で楽しめるなと感じました。
香育を簡単に子供と楽しむ方法
香育を子供と一緒に、自宅で手軽に楽しめる方法を紹介します。
香り当てクイズ
3種類のアロマの香りを嗅いで、その後その中の一つを問題に出します。
回数を重ねていくと、3つの中からだけでなく、今まで嗅いだことのある香りだ!と沢山あるアロマオイルの中からでも当てれるようになりました。
手軽にゲーム感覚で楽しめます。
アロマと実際の植物を調べてみる
気になったアロマがどんな植物から抽出されたのか、実際に植物を見に行ったり、図鑑で調べたりしてみるのも楽しいですよ。
香りを嗅いで想像していた植物と違う!と話したり、どんなところに生えているんだろう?と調べたり、興味関心が広がりますよ。
アロマオイルでスプレーやバスボムを作る
アロマオイルを使ってスプレーやバスボムを一緒に作るのもおすすめです。
スプレーもバスボムも簡単に作れるので、工作感覚で楽しめますよ。
<材料>
・お好きなアロマオイル(15〜20滴)
・無水エタノール(10ml)
・精製水(40ml)
・スプレーボトル(アルコール対応のボトル)
<作り方>
1.スプレーボトルに無水エタノールとアロマオイルを入れて軽く振ります
2.さらに精製水を加え、よく振りましょう
これで完成!とっても簡単ですよね。
〈材料〉
・重曹 大さじ2
・クエン酸 大さじ1
・片栗粉 大さじ1
・塩 小さじ1
・水 適量
・お好きなアロマ(柑橘系は避けた方がいいです)
〈作り方〉
1.ビニール袋などに重曹とクエン酸、片栗粉を入れます
2.塩を加え、塩にアロマオイルを5滴ほどたらして混ぜてください
3.水を少しづつ加え、揉むように固めていきます(一気に水を入れないようにしてください)
4.ラップに移し、おにぎりを握るようにさらに固めていきましょう
5.ラップを外し乾かしたらできあがりです。
アロマを使ってマッサージ
能動的に楽しむ意外にも、親子でアロマオイルを使いマッサージをして、リラックスする時間を作るのもおすすめです。
マッサージオイルやクリームにアロマを1、2滴たらして、マッサージしましょう。
リラックスはもちろん、肌に触れるだけで安心感があるので、親子のコミュニケーションになります。
しかし3歳以下の子供の場合は、香浴以外は避けましょう。3歳以上も、アロマの使用量は少なめにしてください。
香育を子供とおこなう時の注意点
香育は子供へのメリットも大きいですが、気を付けたい点もあるためお伝えします。
自然の香りを使う
香育を自宅で手軽におこなうなら、アロマオイルがおすすめです。
しかしアロマと一般的に呼ばれるものは、自然の植物や果物から抽出した精油と、香料などで人工的に作られたものがあります。
香育は自然の本物の臭いを知って欲しいため、自然の香りをそのまま香ることができる100%天然由来のアロマを使いましょう。
人工的な香りは、気分が悪くなったり頭痛やアレルギーを引き起こす恐れもあるため、香育での使用は避けた方がいいです。
・精油またはエッセンシャルオイルと記載
・植物の名前が記載されている
・抽出部分と方法の記載がある
・遮光瓶に入っている
子供が嫌がる時はおこなわない
子供の気分がのらない時や体調が悪い時は、香育を無理におこなうのは止めましょう。
香りと記憶や感情は深く繋がっているからです。
例えば好きな人の香りがすると嬉しい気持ちになったり、実家の香りを嗅いだ時ほっとすることってありませんか。
このように香りで思い出や感情が引き出されるため、無理に香育をさせると今度同じ香りを嗅いだ時に嫌な気持ちに繋がってしまいます。
長時間おこなわない
子供と香育をする時、臭いを嗅ぐ時間は長くならないように気を付けましょう。
臭いを直接嗅ぐ時間は、子供の様子をみながら2〜3分程度にするといいですよ。
子供は大人よりも臭いに敏感だからです。
私たちにとっては良い香りでも、子供にとっては強すぎたり、慣れておらず不快に感じることもあります。
子供の様子をみながら、香育しましょう。
香育で子供の心を育てよう!まとめ
香育とは何か、香育をおこなうメリットや効果について紹介しました。
・香育とは香りの大切さを知り、香りを通して子供の感性を豊かにする教育
・香育は親子で好奇心や感性を高めたり、心身をリラックスさせるメリットがある
・香育はクイズや学び、作成やコミュニケーションなど様々な楽しみ方がある
香育のおこない方は決まっていません。上で紹介した楽しみ方以外にも、香りからつなげてやってみたいことに沢山チャレンジしてください。また香育は子供だけでなく、大人もぜひ一緒に楽しんでくださいね。